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平安御子女騒乱記・第四部

「へいあんおんしじょそうらんき」、と読みます。

第一部を未読の方は、そちらからご覧ください。
この第四部は長らく連載しておりましたが、2005年4月に完結しました。
応援してくださった皆様、ありがとうございました。

感想は、掲示板か郵便局へどうぞ。

一、出会い
時の東宮、隆幸は、母の綾姫に勧められ、
お忍びで単独、市へ出かける。
そこで、迷子になった夕姫に出会う。
隆幸は、身分を明かせないまま・・・。

二、揺らぎの合図
夕姫への気持ちを恋だと指摘され、
本当にそうなのだろうかといぶかる隆幸。
一方、夕姫は隆幸の市での反応に
戸惑いを隠し切れず・・・。

三、文便り
朝姫は、夕姫に文を送る。
夕姫は嬉しく思うも、自分に届いていた
文の真意を知って戸惑う。
一方、夕姫の返事をもらった朝姫は・・・。

四、膳
隆幸のもとを三人の有力者が訪れる。
大納言浜晃、左大将石洋、権中納言西豊。
彼らは花見の宴を提案する。
それは実質、妃選びの宴で・・・。

五、宴の夜
宮中で、姫たちを招いた宴が開かれる。
華やかな席から離れた隆幸は、思いがけず
具合の悪そうな夕姫と再会する。
隆幸は夕姫を介抱するが、心は揺れて・・・。

六、春思い
ふさぎこむ夕姫を心配する浜晃と洋子姫。
一方、隆幸もひどくふさぎこんでいた。
隆幸を心配する朝姫は、成樹に訴える。
成樹が様子を見に行くと・・・。

七、返歌
隆からの文に心惑う夕姫。
一方、真国から隆についての話を聞いた
浜晃は、夕姫の裳着を決意する。
その頃、隆幸は・・・

八、裳着
夕姫の返事に心を浮き立たせる隆幸。
夕姫の裳着を待って、行動を起こそうと
決意する。
ところが、夕姫の裳着の後・・・

九、被装束
夕姫の急な結婚話に驚く隆幸。
隠された意図に気づいた隆幸は、
阻止するために綾姫の協力を得て、
ある策を・・・

十、恋合わせ
真国の所業に惑う夕姫。
大納言家に乗り込んだ隆幸。
恋の真実を悟った夕姫は
意を決して・・・


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